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Stereo Sound Publishing Inc.×ZERO FIRST DESIGN×SUITEROOM スイートコラム 異ジャンルが美しく溶け合う住空間 〜in JAPANTEX2007〜

インテリアレポート…2007年11月21-24日に東京ビッグサイトで開催されたJAPANTEXをYuuさんが取材。そこで見たSUITEROOMの魅力を伝えます。

インテリアトレンドショーとは、インテリア業界を代表する様々な企業が世界中から集う国際産業見本市で、インテリアの取引やトレンド情報の発信場所として年に1回開催されています。そこではスタイリッシュで目新しいデザインの数々に触れることができ、毎年大勢の専門家や高感度な人々で賑っています。

「理想の住空間」を提案するイベント

会場は東京・有明にある「東京ビッグサイト」。そこへ一歩踏み込んだとたん、スタイリッシュなインテリアデザインの数々に心がわき踊ります。モダンでありながら、どこかレトロな香りがする新日本様式や、小さな部品にいたるまで細かい配慮が施されたインテリアアイテムの完成度の高さに驚嘆しました。そして注目を浴びていたのが、昨年も大きな話題となった「ホームシアターインテリア by STEREO SOUND」のイベント。最新鋭のAVシステムなどの家電製品、ファブリックス類や家具などのインテリア製品、キッチンやバスルームなどの設備機器という異ジャンルのアイテムを、新しい次元で融合させた「理想の住空間」を提案するものです。写真のようなAVシステムの置かれたダイニングとリビング、そしてキッチンまでもが美しく溶け合っている空間がその一例です。

ホームシアターインテリアとは?

従来のインテリアコーディネートは、電気屋さんでAV機器を購入し、それに合わせて家具製作やインテリアデザインを行なうといったように、後から組み合わせる手法によってまかなわれてきました。家電製品とインテリアは、別次元のものとして存在していたわけです。しかし、家電製品の存在感が大きくなるにつれ、バラバラに積み重ねていくだけの手法では、高品質な住空間の提案はままならなくなっています。
そこで、国内外の家電メーカー、インテリア関連企業、設備機器メーカーが、ジャンルを越えて協力し合い、AV機器とインテリアをつないだ住空間を作り上げました。ホームシアターインテリアとは、全く違うジャンルのアイテムたちがひとつの世界に落とし込まれ、新しい理想的な空間となって誕生している場所なのです。

異ジャンルをひとつに繋ぐSUITEROOM

違うジャンルのアイテムを、新しい次元で融合させた「理想の住空間」。そんなホームシアターインテリアの要となっていたのが、水まわりの空間を担う SUITEROOMでした。映像と音響設備が整ったリビング空間を抜け、突き当たりの黒いレザーの扉をあけると、そこにはデコラティブなフォルムの浴槽と、白と黒のクールなカラーリングのモザイクタイルで彩られたバスルームが現れます。モダンな印象の水まわりの更に向こうには、クラシカルなインテリアでまとめられた寝室とシャワーブースが配され、流れるように奥へ奥へと誘います。
AV機器とインテリアアイテムという異ジャンル、パブリックとプライベートという異空間、モダンとクラシカルという異デザイン、これら全てをSUITEROOMが文字どおり、ひとつにつないでいるのです。

いつ・誰が・どのように使うかを考えた「人の住まい」

リビングを抜けてバスルームへ、そしてその奥にあるベッドルームからガラス張りのシャワールームへ。SUITEROOMの良さは、それぞれの空間をガラスでつないでデザインを統一し、部屋と水まわりをまるでワンルームのように開放的に作ることができるところにあります。このシャワールームの壁面にはベッドルームとデザイン違いのモザイクタイルが貼られ、そしてそのガラス面はあえてベッドの方向に向けられています。その理由は、本当にプライベートのためのシャワールームだから、です。
一昔前まで、水まわりは家族全員のような、大勢のためのものでした。ところが、最近はより小さな集合体のためのもの、例えば夫婦だけ、個人のためだけの水まわりとして考えるようなプランが増えてきました。このホームシアターインテリアでのシャワーブースの位置は、いつ・誰が・どのように使うかを良く考えた結果のプランニングであるとのこと。そこにはデザインだけではない、「人の住まい」としての確かな存在感を感じることができるのです。

なぜ、SUITEROOMなのか?

ホームシアターインテリアのデザインを担当したゼロファーストデザインのデザイナー・椎名健一さんは、同一空間の中に切り取られたシーンを作るキッカケにモザイクタイルを使い、そしてそれぞれの空間をつなぐためにSUITEROOMを配したと語っていました。また、周りに置かれた家具やインテリアアイテムには今年の流行を取り入れ、水まわりはあえて流行に左右されないシンプルなデザインを選んだとのことでした。
今回のデザインの新しさは、自分の好きな空間を切り取って配置・融合することによって、自分だけのオリジナルな空間を創造しているところにあります。そして、その切り取られた空間をつないでいるのがSUITEROOMなのです。

デザインとプランの両立がかなう水まわり

インテリアトレンドショーの中でも、大勢の人が長い時間立ち止まっていたホームシアターインテリア。特にバスルームの使い方に注目していた人が多く、今までバラバラだったアイテム・デザイン・空間が大きなひとつの住空間として創造されていることに魅了された人も多かったようです。
最近の新築・リフォームで一番大きく変化したのは、水まわりのデザインとプランです。一昔前までは、こだわりを持っている人は輸入品を単品で選んでいくしかないというケースも多かったのですが、今やSUITEROOMの出現により、デザインとプランの両立がかなう水まわりを作ることができるようになりました。
特にバスルームは、暮らしの中でのかけがえの無い時間を過ごす大切な空間です。デザイナーズ建築のように洗練された空間にしたい、本当に住み心地の良い空間にしたい、リフォームでも手軽に使える商品が欲しい……、こんな思いが形になったのが「INAXのSUITEROOM」だといえるでしょう。

WRITER PROFILE

Yuu
一級建築士、インテリアプランナーなど、保有資格多数。設計事務所を経て、住宅リフォーム専門会社に10年間在籍後独立。「一級建築士事務所 Office Yuu」代表。業者選び、プラン、インテリアコーディネート、ライフスタイルに合わせた住まい方などをトータルでアドバイスする『リフォームコーディネーター』として活動中。

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